YouTubeをPCで視聴するなら使いたいショートカットキー

 

YouTubeにはいろんなジャンルの動画が日々アップされています。

MVやゲーム実況などエンターテイメント性の高いものだけでなくお金や株式のことなどを学べる勉強系(というジャンル名があるのかどうかはわかりませんが)の動画もたくさんあります。

ただ見て楽しむ分には動画を流し始めたら流しっぱなしでOKでした。

何か操作するとしても途中トイレに行くために「一時停止」するくらいで。

 

これが勉強系の動画を見ようとすると状況が変わります。

個人差はあると思いますが、自分は勉強系の動画を見る場合メリハリをつけたくなります。

まず視聴速度の基本は等倍速でなく1.5倍速。

導入部分やすでに理解しているところは1.5倍速、大事なところや自分がよくわかっていないところは等倍速といった感じに。

そういう見方をしていると必然的にちょっと早送り・早戻し(今「巻き戻し」って言わないんですね…)もしたくなります。

PCで見る場合こういった操作をマウスでしてもいいのですがショートカットキーを使う方が断然便利です。

 

動画で勉強するときは等倍速で視聴するべきじゃない

ショートカットキーを紹介する前にちょっと寄り道を。

動画で勉強をするときは等倍速で視聴するべきじゃない理由を書いておきます。

 

勉強動画の視聴については人並以上の経験があると自負しています。

なぜなら8年かけた税理士試験の勉強で多くの時間を占めた専門学校の講義受講はすべて生講義ではなく動画視聴だったから。

私が住む長野県は税理士試験の勉強環境が決して整っているとはいえない地域でした。

大手専門学校でも講師は常駐せず、東京本校の講師が配信するネット動画を視聴するしか選択肢がない状況でした(今は変わっているかもしれませんが)。

長い受験期間の中で決して少なくない時間を動画視聴に費やしました。

その中で効率的に視聴するには「等倍速じゃダメだ!」と実感したんです。

 

1.5倍速で視聴するメリットは以下の3点。

1. 視聴時間を短くできる

2. 1.5倍速の解説を理解しようとすると嫌でも集中せざるをえなくなる

3. 1.5倍速で短縮できた時間を理解しづらい部分の再視聴に充てたり復習の時間に使える

 

視聴時間を短くできるのは当たり前ですが、理解するためにはいやでも集中せざるをえなくなる点が結構ポイントだったりします。

結果、動画をボケーっと等倍速で視聴するよりも効率よく内容を身につけられたと実感しています。

視聴速度については2倍速でもいける!という人もいると思いますが自分は2倍まで速めてしまうと、どれだけ集中しても理解が追いつかなくなってしまったので1.5倍速がベストという結論にいたりました。

 

よく使うショートカットキーはホームポジションからほとんど手を動かさなくてすむ

よく使うショートカットキーはこの8つ。

 

J : 10秒戻る

K : 一時停止/再開

L : 10秒進む

M : 消音(ミュート)/消音(ミュート)解除

<(Shift+,) : 視聴速度を遅くする

>(Shift+.) : 視聴速度を早くする

↑(上矢印キー) : 音量アップ

↓(下矢印キー) : 音量ダウン

 

YouTubeでよく使うショートカットキーはすごく「いい場所」にあります。

J,K,Lキーは右手のホームポジション(タッチタイピングをするときの基本となる手の位置)そのものです。

そしてM,<,>キーはそのホームポジションからそのまま一段下にスライドしたところにあります。

音量アップ・ダウンの上下矢印キー以外はほぼ一か所にまとまっている配置なので一度覚えてしまえばほとんど右手を動かす必要がなくめちゃくちゃ楽です。

視聴速度の調整にはShiftキーの同時押しが必要ですがこのShiftキーは左手の小指で押せばこれも左手のホームポジションからほぼ移動することなく押すことができます。

 

キーボード上の表記と合わせてアルファベットは大文字表記にしましたが実際に入力するときは小文字を入力すればOKです。

大文字入力のためにShiftキーを同時押しする必要はありません。

一時停止がKというのは丸暗記するしかありませんが、Mはミュートの頭文字と考えればサクッと覚えられると思います。

Kの左のJが10秒「戻る」、右のLが「進む」、

Mの左<が視聴速度を「遅くする」、<の右側の>が「早くする」

という左右の配置関係も感覚的に覚えやすいかと。

 

10秒戻る、10秒進むはおそらくマウスでは操作できないと思います。

シークバーをドラッグすればいいかもですがちょこっとだけ戻りたい・進みたいといったときはマウスでドラッグよりキーボードを押すだけの操作の方が断然ラクですね。

音量のアップ・ダウンは動画部分がアクティブになっていないと反応しないので、その場合は一度動画のどの部分でもいいのでクリックしてから再度ショートカットキーを押すと反応するようになるはずです。

 

いまやスマホでもタブレットでも、環境さえ整えればテレビでも視聴できるYouTubeですが、勉強系動画を見るときはこのショートカットキーが使えるPCが一番はかどります。

自身の勉強にYouTubeを活用しようと思っている方はぜひPCで今回紹介したショートカットキーを試してみてほしいです!