長野県の個人事業税がQRコード決済に対応した! ペイジーより手続きかんたん!

 

長野県の個人事業税がQRコード決済(PayPay、LINE Pay)に対応しました。

コンビニ等に出向くより、ネットバンクからペイジーで納付するより断然ラクです。

ポイントもつくので現金納付よりお得ですし(ポイント還元率が以前と比べると今は低いのでたいした金額にはなりませんが)。

PayPayかLINE Payを使っている方なら試してみる価値ありです。

 

納付の流れ

自分はPayPayで納付しました。

長野県のホームページに「県税の納付方法について」というページがあり、「スマートフォンアプリでの納付」という項目で詳細が書かれています。

PayPayやLINE Payでの利用の流れが書かれたPDFも用意されているのでわかりやすいです。

 

事前に納付額を確認し、PayPay残高を納付額以上になるようにチャージしておきましょう。

チャージしたらPayPayトップ画面にある「請求書払い」をタップします。

 

次の画面で「請求書を読み取る」をタップするとカメラが起動します。

 

通知書(納付書)の左下にバーコードがあるのでこれをカメラで読み取ると次の画面に進みます。

 

「支払い内容の確認」が表示されるので納付額が間違いないか確認します(納付額部分は省略しています)。

画面の下の方に「支払う」ボタンが表示されるのでこれをタップ。

 

これで納付完了です。

画面は納付額表示部分より下を省略していますが納付額の下に「支払い完了」と表示されていればOKです。

 

税務上ちょっと気になるのは領収書や納税証明書が長野県から発行されない点。

個人事業税は必要経費になります。

経費計上している場合、原則支払った根拠資料は紙で保存しないといけません。

スマホから直接プリンターへデータ送信できるように設定済の方は「支払い完了」と表示された画面をプリンターから印刷しておきましょう。

設定できていない方は…スマホをコピー機に置いてコピーするとか?めんどくさいですね…

まぁ、PayPayの場合いついくらどこに支払ったかの記録が残るのでその画面を提示できれば問題ない気もしますが。

この記録が税務書類保存期間の7年間残るかどうかはわからないので、やっぱり何かしら紙の資料を残しておきたいところです。

 

 

一度やり方を覚えてしまえばめっちゃラク!

去年まで個人事業税はネットバンクからペイジーで納付していました。

いちいちコンビニまで出かけて納付するより断然ラクですが、4種類の番号を手入力するのが手間といえば手間でした。

QRコード決済ならこの手入力がまったく不要です。

数か所のタップとバーコードの撮影だけで納付できるのでめっちゃラクですしポイントもつくしでいいことづくめ。

 

個人事業税の納付でもうペイジーを使うことはないでしょう…

早く住民税もQRコード決済に対応してくれればいいのになぁ。

PayPayかLINE Payを使っている長野県内の個人事業者さん、ぜひ試してみていただければ。

 

最後に注意点を。

QRコード決済で納付した後でも、手もとにある納付書コンビニへ持っていけば二重に納付できてしまいます。

事業主の夫がPayPayで納付した後に妻が領収印が押されていない納付書を見て、「まだ支払っていないんだ」と勘違いしてコンビニで現金納付してしまう…なんてありえますね。

納付書を保管するなら領収日付印を押すスペースにでっかく「〇年〇月〇日 PayPay(またはLINE Pay)で納付済!!」とメモしておきましょう。

こうしておけば既に納付済みなのが一目瞭然です!

税理士に記帳代行を依頼している方はぜひ「PayPayで」と書いて現金納付でないことをわかるようにしてあげてください。

そうでないと入力担当者は納付書だけ見ても支払ったのか、支払っていないのか、現金で払ったのか、現金以外で払ったのかまったくわからず途方にくれてしまいますので(泣)