心理学を学ぶと人の心が読めるようになるのか

「学生時代何を勉強されていたんですか?」
雑談のなかでよく聞かれる質問です。

税理士だったら経済学部?

私は大学で心理学科に所属していたので心理学を勉強していました、と答えるのですが現職が税理士であるためか驚かれることが多いです。
税理士の場合学生時代は経済学部や経営学部で会計や経営のことを学んでいるのでは?というイメージがあるようですね。

人の心が読めるんですか…?

「え、今私が考えていることも分かっちゃうんですか?」
そのあとにこう聞かれることも多いです。
確かに心の中で思っていることを見透かされているんじゃないか、なんて考えるとちょっと怖いですよね。

これに対して私は

「・・・安心してください、まったく分かりません!」

自身満々な顔でいつもこう答えています(笑)

入学早々に言われました

これはなにも私の能力が低いから、という訳ではありません。

大学入学早々、当時の教授にこのようなことを言われました。
「心理学を勉強すれば人の心が簡単に分かるようになる、と思っている人もいるかもしれませんがそんなことはまったくありません!!」
と。

心理学は地道な研究の積み重ね

心理学というとテレビなどで写される、心理テストをやるとその人の心理状態がパッと分かる、といったイメージをもたれがちですが、実際にやることはとても地味です。

ある事象について研究をするために多くの被験者を集め結果を集計し、統計学を使って結果を分析する。
被験者をたくさん集めたからといってその実験結果から人の心理状態を断言できるわけではなく、
この状況だとこのような心理状態になる傾向がある
位にしか言えないことがほとんどです。

地道に実験を積み重ねて研究結果を残していく、という過程をみると文系というよりは理系の学問というイメージが強いですね。

安心してご相談ください

繰り返しになりますが、心理学科卒業だからといって心の中を読めるなんてことはまったくありません。
なんでもお気軽にご相談ください!

 

 

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