MOS(Excel スペシャリスト,エキスパート)を受験! 試験勉強を始める前までの疑問に今なら自分で答えられるのでまとめてみた
今年の元旦にMOS資格取得の目標を掲げてから結構な月日が流れましたが…
昨日やっと受験することができました。
試験結果は…
合格!
しました!
スペシャリストレベル(一般)は 1,000点満点中979点(合格点は700点)
エキスパートレベル(上級)は1,000点満点中850点(合格点は700点)
スペシャリストは模擬試験と比較して難易度が低く、「これは受かったな!」と余裕をもてましたが、
エキスパートは模擬試験並かそれ以上に難易度が高い問題もあり、採点される瞬間は結構ドキドキしました(採点は試験直後にWeb上で行われ一瞬で完了します)汗
無事受かってホッとしてます(^^;)
しかしこの試験、周りでも受けたことがある人がおらず、なかなか試験に関する情報を集めるのに苦労しました。
そこで試験終了直後で記憶もはっきり残っているうちに当初思っていた疑問への答えをまとめてみようと思います。
試験の難易度はどの程度?合格率は?合格点は?
スペシャリストは「一般」、エキスパートは「上級」と公式サイトでは表現されています。
一方ネットではスペシャリストは「初級」、エキスパートは「中級」的表現がされていることが多かったように思います。
合格率は公表されていません。
合格点は公式サイトで「550点~850点の範囲が目安」と書かれているだけです。
合格率はネットでスペシャリストが80%、エキスパートが60%位というのをよく見ましたがその根拠までは見ませんでした。
今回の試験は合格点が700点。
問題の難易度によって主催者側でその都度合格点を変えているようです。
私の感覚でもスペシャリストは「初級」、エキスパートは「中級」という区分がしっくりきます。
スペシャリストで勉強する内容は広く浅くといった感じで、参考書を読めば
「へー、そうなんだ~」
といった感じで全然知らなかった機能でも割とあっさり理解していくことができました。
一方エキスパートは参考書をただ読むだけではなかなか理解できず、何度か模擬試験で痛い目にあってやっとその内容がわかってくる、といった分野がかなりありました。
ちなみに参考書についてはネットで評判がよかったFOM出版のものをレベルごとに一冊購入しました。
やり終えた感想としてはインプットからアウトプットまで、独学でもこれで十分いけるんじゃないかと思いました。
テキスト部分は丁寧に書かれているし、図解も豊富。
本番とほぼ同じ形式の模擬試験も5回分用意されているのでやりこめば十分合格レベルに達することができました。
どの位勉強すれば合格レベルに達するか
記録しなかったので正確な勉強時間は分からないのですが…
肌感覚では平日2時間、休日6時間程度勉強時間を確保できれば
スペシャリストは1ヶ月
エキスパートは2ヶ月
程度みておけばいいんじゃないかと。
やり方としてはテキストを一度読み込み、後はひたすら模擬試験を解いて間違えたところを復習しました。
模擬試験はテキストに入っている5回分を2回ずつ解き、最後に2回とも間違えた問題を個別に復習しました。
模擬試験を解かずに本番に臨むのはやめた方がいいでしょう。
知識があってもPCを操作して回答するというこの試験ならではの形式や、独特の問題文の言い回しに慣れていないと得点を伸ばすことが難しいからです。
特に最初の内は問題文を読んでもそれが何を指示しているのかわからない、ということが頻繁にありました。
範囲指定がわずかにずれるだけでもアウトだし、指示されたこと以外のことを少し行ってもアウト、結果が解答どおりになっていても途中過程が指示どおりになっていなければアウト、と結構正解になるための基準はシビアです。
私も模擬試験の成績を見れば初回は半分正解できているかどうか、といったところでした。
何度も模擬試験を受けることで
「このやり方じゃ結果は正解でも、×になっちゃうんだ」
「この分野は頻繁に出題されるからもっと復習しないと」
といろんなことがわかってきます。
出題範囲は広いのですが、実際に出題される分野はかなり偏っています。
頻繁に出題される分野に時間を多く割き、あまり出題されない分野は捨てる位のつもりで時間を割かない。
そういったメリハリをつけて復習できるのも模擬試験をこなすメリットですね。
勉強したことは実務に役立つのか
これは断言できますが…
実務に役立ちます!!
税理士業界の人はもちろん、経理・人事・総務といった事務方の職業の方、その他の方でも仕事で少しでもExcelを扱う方ならきっと今より効率的なやり方を学ぶことができるはずです!
出題範囲が広いので、「こりゃ一生使わないだろな…」って分野があるのも事実です。
ただそういった分野は出題実績もあまりないようで、模擬試験でもほとんど見ませんでした。
なのでそういった分野はほとんど復習もしませんでした。本番でもし出題されたら捨てるつもりだったので。
合格に満点が求められる試験ではないので、頻出分野に力を注げば十分合格点はとれます。
そして頻出分野は、実務に役立つことが多いです。
エキスパートの分野だと
・シートの保護
・条件付き書式の適用
・引数が3つ以上の関数(VLOOKUP、SUMIFS、MATCH、INDEXなど)
・グラフの作成(シンプルな棒グラフや折れ線グラフ以外の2軸グラフ、パレート図など)
・ピボットテーブルの作成
といったところは本当に勉強になりました。
もともと学習済みの分野もありましたが、さらに知識が強化できた感じです。
特に模擬試験で頻出だった「条件付き書式」は便利なのは知っていても自分の思い通りになかなか扱えていませんでした。
けど何度も問題を解いたおかげで今ではだいぶ思い通りに扱えるようになれました!
まとめ
お給料をもらう立場ではないので、MOSの資格をとれたから資格手当がつくとか何か直接的な利益があるわけではないですが…
やっぱり一定のスキルを他者に認められるというのは自信になります!
今回紹介したテキストは本当に参考書としても優秀だと思います。
スペシャリストの方の参考書なら基本操作からちょっと複雑な操作まで幅広く学べます。
「自分のExcel操作は自己流だけど、もっと効率的な操作方法があるんじゃないのかな…」
とお悩みの方は受験はしないでスペシャリストの試験範囲だけ勉強するのもありだと思います!
[今週の雑談]
今年の異常な暑さから身を守るため、生まれて初めて日傘を購入しました。
雨傘の場合風が吹いてくる方向に向かってさせば雨風両方を防げますが、日傘の場合太陽の方角と風が吹いてくる方角が異なると傘が風にあおられてしまうんですね。
折り畳み式を購入したので骨組みがあまりしっかりしておらず、風が強いときにさすと簡単にひっくり返ってしまいました。
太陽の方角と風が吹いてくる方角の両方に気を配らないといけないのは盲点でした…
今度購入する日傘は折り畳み式じゃないやつにしてみます(^^)