預金残高を手軽に把握したければ、すべてネットバンキング契約してスマホアプリで管理するのがオススメ

ネットバンキングアプリ

 

家計管理の第一歩は現状の把握から。

以前のブログではまず、預金残高の集計から始めてみる方法を紹介しました。

家計簿がいつも三日坊主という方へ より簡単な預金額の集計から始めてみるのもあり

 

ただ、預金口座がひとつだけならまだしも、複数持っているといちいちATMまで行って記帳する手間もばかになりません。

手軽に預金残高を把握しようとするなら、ネットバンキングを使うのがオススメです。

 

理想はひとつの銀行口座、しかし現実はそうもいかない

もっともシンプルなのは、ひとつの銀行(銀行以外の金融機関も含めて「銀行」と表示します)口座ですべての入出金を管理する方法。

しかし現実的に預金口座がひとつしかない、という方は少数派ではないでしょうか。

・給与振込口座として新しく口座を作らざるをえなかった

・ATMがたくさんあって便利な銀行に新しく口座を作った

・今持っている口座では口座振替の手続きができないから、別の銀行に新しく口座を作った

・毎月家賃を振り込むときに振込先と同じ銀行口座から振り込んだ方が手数料が安いので、新しく口座を作った

・金利が高い銀行で、新しく口座を作った

・証券会社と連携している銀行で、新しく口座を作った

などなど、このような理由で口座が増えた方も多いはず。

私もその一人です。

まったく使っていない口座は、解約するという選択肢一択です。

ただ、何らかの理由でその口座を使い続けないといけないのであれば、今使っている口座でネットバンキング契約をしてしまうことを検討してみてはどうでしょうか。

 

個人契約ならネットバンキングの利用手数料はかからないはず

私の場合、以前は仕事で使う口座だけネットバンキング契約をしていましたが、今は一部の定期預金契約などを除いてすべての口座でネットバンキングの契約をしています。

まぁ、最近契約したのはネット銀行(実店舗がない、ネット専業の銀行)ばかりなので、そもそも口座開設時にネットバンキング契約をするのが大前提になるんですが。

 

私が使っている銀行の中で、毎月のネットバンキング利用手数料が発生しているところはありません。

法人や屋号付きの個人事業主口座として使う場合は、逆に毎月のネットバンキング利用手数料が発生するところがほとんどだと思います。

最近のニュースを見る限り、銀行の手数料は窓口で行うと高く、ネットバンキングで行った場合に安く、と改定している傾向にあるようです。

安い手数料でネットバンキングの利用を促すことで、実店舗での人件費を下げる狙いでしょうね。

この傾向が続けば、当面ネットバンキング自体の利用手数料は0円のままで移行するのではないでしょうか。

毎月の利用手数料が発生するようになれば「手間がかかっても実店舗に行って振り込んだ方がいいや」って考える人が増えて、銀行は利用手数料の収入より実店舗での手間や人件費の方が増えて損することになりかねませんから。

なので、とりあえず試しに既存の銀行口座のネットバンキング契約を結んでみても、金銭的な損失はまったく発生しません。

自分の家で入出金の明細や預金残高の把握をしたり振込をしてみれば、その便利さを実感できると思います。

 

スマホアプリを入れれば、さらにお手軽に

一昔前はネットバンキングといえば、PC画面からログインするのが一般的でした。

しかし、これだけスマホやタブレット端末が普及した今では、PC以外の端末からログインするケースが増えました。

私も独立当初はPCからログインしていましたが、最近はほぼスマホからログインしています。

 

スマホからのログインは何が便利かというと、一番はログインのしやすさです。

私が持っているiPhone11の場合Face IDが使えるので、一度設定さえしてしまえば、セキュリティの精度は確保したままアプリを起動するだけでログインできます。

振込のときはワンタイムパスワードの入力が必要だったり、物理的なカードに載っている数字を毎回ランダムで入力する必要があったりで、ひと手間はかかりますが、その分勝手に振込がされたりしないよう、セキュリティは確保されています。

 

唯一紙の通帳の方が優れているのは、過去取引をすべて保管しておけるということでしょうか。

銀行により異なりますが、ネットバンキングではあまり長い期間過去取引の履歴を確認できません。

地元の金融機関だと、70日とか、長くて100日とか。

プライベートなら履歴を見れなくなっても問題ないかもですが、事業用の場合は取引の履歴を残しておく必要があるでしょうね。

 

さいごに

家計管理をはじめてやろうとする方には、毎年12月31日時点の預金残高を把握するところからはじめることをオススメしています。

去年の12月31日と、今年の12月31日の預金残高を把握すれば、その年1年間でいくら貯蓄を増やすことができたのか、逆にいくら減らしてしまったのか。

1年間の家計を最もかんたんにざっくりと把握することができるからです。

ネットバンキング契約を済ませていれば、12月31日時点の残高を把握するためにATMまで出かける必要もありません。

ネットバンキングの操作に慣れれば、月1回くらい預金残高を把握することにも抵抗がなくなってきます。

月1回預金残高をチェックできるようになれば、リアルタイムで家計を把握しているといってもいいでしょう。

 

「今、貯蓄額はいくらですか?」

この質問に即答できなかった方、ネットバンキング契約はされているでしょうか。

されていない方は、まず不要な口座を解約した後、すべての口座でネットバンキング契約を結んでみることをオススメします。

きっと家計管理が、今よりもしやすくなるはずです!