会計事務所の繁忙期は結構長い。どうすれば繁忙期を短くできるか、今年の反省と来年の目標。

積読

※買ったはいいが読んでない状態の本。通称:積読(つんどく)。繁忙期が続けばせっかく買った本だって読めません…

 

3月15日は2018年分確定申告書の提出期限でした。

提出期限前日にはすべての業務を終わらせることができましたが、2月は土曜出勤、3月は土日出勤せざるをえませんでした。

していなければかなりスケジュール的に厳しかったでしょう。

 

休日出勤はなるべく避けたかったのですが、避けきれませんでした…(-_-;)

それまで継続してきた勉強も中断せざるをえず、無念です。

 

 

会計事務所の繁忙期はいつからいつまでか

会計事務所(税理士事務所)の繁忙期。

お客さんの比率が法人中心か個人中心かでも変わってきますが、一般的な事務所は1~3月が最も忙しくなるのではないでしょうか。

 

1月は年末調整、法定調書の作成、給与支払報告書の提出、償却資産申告書の作成という年1の業務が集中して忙しい。

2月は12月決算法人(3月決算法人の次に多い)の申告があって忙しい。

3月は前半で個人の申告を、後半は1月決算法人の申告があって忙しい。

 

こんな感じで1~3月は自然と業務量が膨れ上がるため繁忙期となります。

じゃあ4月以降は暇になるかというと、そういうわけでもなく。

5月は3月決算法人の申告月です。

3月を決算月とする法人は他の月と比べてかなり多いため、5月も忙しくなりがち。

そして9月決算法人も他の月と比べて多く(一番多い3月とちょうど半年ずれているためか?)、その申告月である11月も忙しくなり。

12月も年末調整業務がはいってくるので忙しくなりがち。

 

そんなこんなで、12~5月の半年くらい繁忙期って事務所も珍しくないんじゃないかと。

 

繁忙期は勉強が進まない

「忙しいなんていいじゃないですか!」

「稼ぎどきだね!」

「商売順調でうらやましいですよ!」

繁忙期のことを話すとこんな感じで返されることが多いです。

 

もちろん繁忙期になるくらい仕事を任せてもらえば売上にはなるのでありがたい話ではあるのですが…

やっぱり勉強の時間が確保できないくらい忙しくなるのはよくないと思っています。

今ある知識・経験で一生仕事をこなしていけるなら仕事だけしていればいいのでしょうが、そういうわけにはいきません。

本業の税務に関する知識をアップデートしていくのはもちろん、IT・AI・RPA・Excelといった業務の効率化に欠かせない分野の勉強も欠かしたくありません。

半年も勉強しない期間があったら身につくものも身につきません。

 

効率化・段取り・業務量の調整で繁忙期を短くする!

本当は繁忙期をなくすのが理想なのですが、現実的にはなかなか難しいところです。

とりあえず労働時間と繁忙期となる期間を前年より短く!が今年の目標です。

 

RPAを使った効率化は一部今年の申告業務でも取り入れました。

会計ソフトと税務ソフトは違うものを使っているため、これまで会計ソフトで集計した決算書の数値をすべて税務ソフトに手入力していました。

これがワンクリックで自動入力できるようになったんです!

最初に間違いなく設定さえできていれば入力ミスも起きません。超便利。

今年はRPAの勉強を進めてお客さんにも自分にも役立てられる効率化を進めていきたいですね。

 

段取りよく進めたいのはお客さんとの資料のやり取り。

特に自計化しているお客さんの場合、会計データの入力が終わるタイミングが自分の方でコントロールできません。

漠然と入力が終わるのを待つのではなく、期限を設定させてもらい期限が過ぎても終わらないようであれば再度連絡をとって進捗を確認する。

お客さん側で「急かされている!」とストレスを感じるようではよくないので、早め早めに連絡をとるようにしていこうと思います。

 

「ひとり税理士」として今後もやっていこうと考えている以上業務量はやみくもに増やせません。

記帳代行など人手が必要な業務は引き受けない、価格を安くしてムリに仕事を取りにいかない。

といったことを徹底して業務量を調整したいです。

せっかくの申込を断るのは申し訳ないし、勇気がいるんですけどね…