楽天モバイルに乗り換えたらiPhone11で着信できず着信履歴も残らない不具合が発生!
2021年は事務所の通信環境を大きく変える年になりました。
・固定電話の廃止
・光回線キャリアを変更
・携帯キャリアを乗り換え
固定電話は元々使ってなかったこともあり、廃止してもまったく問題なく、月1,500円ほど固定費を削減できました。
光回線はソフトバンク光から楽天ひかりへ変更。
月々の料金は500円安くなったくらいですが、契約後1年間無料で使えるのがよいですね。
浮いたお金でIPv6接続対応のルーターを購入することができたので、ソフトバンク光では必須だったルーターレンタル代が不要になり、通信速度も基本的にはアップ。
まれに一瞬通信が切れたりすることもありましたが、最近はそれもなくなってきましたし、光回線の変更は大満足。
ただ、携帯キャリアの乗り換え。
これがよろしくなかった。
乗り換えの経緯は以下のとおり。
ワイモバイルの2年縛り終了→楽天モバイルへ番号そのままで乗り換え(MNP)→1ヶ月後LINEMOにまたMNP、現状に至ります。
楽天モバイルに乗り換えることで、事務所通信費完全無料!の月を生み出そうとしたのですが、あえなく断念しました。
理由は、楽天モバイル利用中に「圏内にもかかわらず、着信できず、着信履歴も残らない」という携帯電話として致命的な不具合が発生したからです。
着信できないという、携帯電話として致命的な現象が起きた
楽天モバイル1本に完全に乗り換えたのは2021年8月。
今使っているiPhone11は物理SIMの他にeSIMを追加することができるので、乗り換え前のワイモバイルを使いつつ事前に楽天モバイルのeSIMを契約することで、普段の生活範囲である長野市や坂城町の楽天モバイルの電波状況を確認しておきました。
楽天モバイルはデータ使用料1GBまで無料なので、このように自分の生活環境で電波がちゃんと通じているか事前確認できるのがいいですね。
その結果、自分の生活範囲で圏外になる場所は無いことを確認し、通話料無料のRakuten Linkも多少通話品質は落ちるものの会話が聞き取れなくなるようなことはほぼなかったのでMNPで楽天モバイル1本にしよう!と決断しました。
「楽天モバイル1本にしても何の問題もないな~」
と乗り換えに満足していたら、ある日お客さんから着信があり言われました。
「昨日3回くらい電話したんですけど、全然つながりませんでしたよ。」
と。
びっくりしました。
着信履歴も留守番電話の通知もまったく残っていなかったので。
後日そのお客さんと打合せをしたときに携帯電話の発信履歴を見せてもらいましたが、確かにこちらへの発信履歴が残っていました。
その後、別のお客さんからもつながらなかったことを指摘されましたが、やはりこちら側には何も履歴が残っていません。
楽天モバイルは後発のキャリアなので、電波的には3大キャリアより弱い部分がある。
このことはある程度覚悟して乗り換えましたが、まれに圏外になったりすることがあってもそのときは当然に着信履歴が残るので、すぐにこちらから連絡すればよいと思っていました。
ところが着信履歴が残らないのでは、そもそも着信があったことを把握できません。
たまたま、お客さんからすぐに指摘してもらえたからよかったものの
「他のお客さんからの電話にでれていないのでは…?」
という不安に駆られました。
楽天モバイルから公式アナウンスがでないことへの不信感
「自分のiPhoneの不具合なのか?」
と考え、すぐに楽天モバイルの公式ページも含めネットで解決策を探しました。
ところが楽天モバイルにはまったく情報がでていません。
個人ブログやYouTubeで同じ現象について解説しているページは見つけましたが、どの解決策も一時しのぎにはなっても根本的な解決はできない、楽天モバイルに連絡しても調査中と返信があるだけで進捗がない、という感じでした。
3日前にこの現象についてとりあげたYouTubeのある動画は本日時点で約9万再生、コメントが600件超。
決して少なくない方が同様の不具合に遭遇しているようにコメントからは感じられました。
人によって不具合が発生したり、しなかったりまちまちなようですが。
これらのコメントを見ても、今回起きた不具合は自分が使っているiPhoneや住んでいるエリアのせいとはとても思えません。
このブログを書いているのが2021年11月29日。
自分が今回の不具合に遭遇してからすでに3ヶ月経とうとしています。
本日時点でも楽天モバイルは不具合について公式アナウンスをだしていないようです。
電話の着信ができないことがある、というのは携帯電話にとって致命的な不具合です。
100%発生する不具合ではないからといって、これだけの期間アナウンスをせずほったらかしでいいのか。
正直楽天モバイルそのものに不信感を抱かずにはいられません。
LINEMOであらためて3大キャリア品質のメリットを実感できた
不具合発生時にいろいろ調べた結果、根本的な解決方法を見つけることはできませんでした。
プライベートで使う携帯電話ならLINEやメールといった代替手段があるのでまだいいのですが、仕事の場合は電話番号しか連絡手段がないお客さんもいます。
その電話を着信できないことがある、なんてことはさすがにお客さんに言えません。
すぐに再度MNPでキャリアを乗り換えることにしました。
乗り換え先に選んだのはLINEMO。
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドです。
データ使用料3GBまで税込990円のミニプランが発表されていたこともあり、以前のワイモバイルよりも料金は安くできました。
・通信料金 3GB 990円
・通話料 通話定額 1,650円(最初1年間は1,100円)
・通信料金+通話料=2,640円(最初1年間は2,090円)
0円運用はさすがにムリですが、それでもワイモバイルでは月約4,000円かかっていたので半額程度の料金です。
なにより乗り換えてよかったのは通話品質。
通話品質はRakuten Linkと比べてあきらかにソフトバンク回線を利用しているLINEMOの方が優れています。
Rakuten Linkなら通話料は完全無料ですが、どうしても音が途切れたりはっきり声が聴こえなくなることがあったんですよね…
通話定額サービスをつけるとどうしても割高になってしまいますが、それでもこの通話品質で時間を気にせず電話できるのであればそれもありか、と割りきることができるようになりました。
さいごに
ほんとうは楽天モバイル1本にした時点で
「事務所の通信費完全0円達成!」
みたいなブログ記事を書けるかも!
なんて考えていたのですが、現実はなかなか厳しかったです。
楽天モバイルは
月のデータ使用量1GBまで基本料0円、Rakten Linkを使えば24時間通話し放題で0円
とこれだけ聞けば夢のような料金プランです。
実際普段の月のデータ使用料が1GBを超えない方にとっては非常に魅力的だと思うのですが、いかんせん今回のような不具合が起きたり、その不具合を早期に解決できないようではメインの回線として利用する気にはなれません。
よくネット上で
「楽天モバイル最強!!ただし、電波がつながりさえすれば」
というのを見かけましたが、ほんとその通りだと思わされる出来事でした。
キャリアとしては後発にあたるので、いろんな不具合が発生するのはしょうがない部分もあると思います。
ただ、その不具合を認識した時点でなぜ公式アナウンスをださないのか。
この対応は不誠実と言わざるをえません。
すぐに不具合を解決できなくても、原因は現在調査中で、不具合解決策としてこういったことを試してみてほしい、とアナウンスするだけでも印象は全然違うと思うのですが。
今回の不具合に関して今後どういう対応をとられるのか。
ぜひ誠実な対応をしていただき、この不信感を払拭してほしいですね。