コロナウイルスの影響で税理士試験が行われない可能性はあると思う それでも黙々と淡々と試験勉強を続けよう
※2020年3月終わりに今シーズンはじめてまとまった雪が。コロナも雪といっしょに解けてなくなっちゃえばいいのに。
コロナウイルスの感染拡大が資格試験にも影響を与えています。
自分が秋に受験しようかなーとうっすら考えていた試験は年2回実施。
春にも試験があるのですが先日中止されることが発表されました。
大人数が長時間密室に閉じこもる受験会場はまさに密閉・密集・密接という集団感染しやすい場所なので中止もやむなしなのでしょうが、今回の試験に照準を合わせて勉強していた方にとっては辛いところですね…
税理士試験も例外ではありません。
受験生の方々も今年の試験が本当に実施されるのか不安な方も多いと思います。
勉強が手につかないという方もいるかもしれません。
けれどこういうときこそいつもどおり淡々と、黙々と勉強を続けましょう。
税理士試験の勉強は黙々と淡々と
1科目の勉強期間が最長1年という長期に渡る税理士試験。
1年間どんなペースで勉強を行うべきか。
最初の頃は余裕をもってゆっくりと、最後の方は寝る間も惜しんでラストスパート。
こんな感じで時季によって強弱をつけている方も多いかもしれません。
ただ税理士試験の勉強に関しては1年間同じペースで淡々と、黙々と続けるべきだと思います。
自分の場合ラストスパートをかけられない、徹夜とかのムリができないタイプだからかもしれませんが、講義が始まる9月から模擬試験だらけになる本番直前の7月まで1日あたりの勉強時間はほぼ同じでした。
仕事が忙しくなる2~3月は何もできませんでしたが。
同じペースで続ける方がやる気のムラも起こりづらく途中で息切れすることもないし勉強は続けやすいと思います。
5科目合格まで何年もかかる税理士試験ではことさら毎年同じペースで勉強を続けて受験を継続できることが重要になってきます。
平常時よりドロップアウトする受験生が増えれば淡々とこれまで通り勉強を続けられる受験生はそれだけで有利な立場になれるのではないでしょうか。
万が一中止になっても勉強して得た知識はムダにならない
万が一本試験が中止になってしまっても1年勉強して身につけた知識は絶対にムダになりません。
実務で使える知識もたくさんあるので1年を通して身につけた知識があれば自信をもって仕事ができるようになります。
そして1年後の本試験で圧倒的な実力で合格すればいいんです。
個人的には2年目の勉強で「そういうことか!」と本質を理解できた部分がかなりありました。
もちろん1年の勉強で受かるのが理想ですが、2年目の勉強で1年目の範囲をいわば総復習できることは決してムダにはならないはずです。
東日本大震災の被害を受けていないのに受験をあきらめた人に覚えた違和感
自分が税理士試験の受験生時代に起きた異常事態といえば2011年3月の東日本大震災。
長野県にいた自分や親族、友人には直接の被害は何もありませんでしたが、日々テレビから映し出される惨状に
「今勉強を続けていてもいいのかな…」
とモヤモヤした気持ちがあったことを覚えています。
それでも震災後少し経過してから
「直接ボランティアとかに行けなくても寄付をしたり自分にできることをやろう!」
と思えるようになりました。
当時は同じ受験生のブログを見ることも結構あったのですが、その中で
「東日本大震災の悲惨な映像を見ていたらやる気をなくしてしまった。
今年の受験は見送りました。」
という内容のブログがありました。
その方は自分と同じで親族や友人が直接被害を受けているわけでもないようでした。
自分も一時期勉強を続けることにモヤモヤしていたので気持ちはわからないでもなかったのですが、違和感を覚えました。
「受験をあきらめることと震災は関係なくないか?」
と。
自分の家族や親族、友人が直接被害を受けていて復興のために勉強どころではない!
というのであればわかります。
けど直接復興のためのボランティアに行くでもなく、ただ大変なことが起きているから試験どころではない、受験をあきらめようって…
「それってただ受験勉強がつらくてもうやめたいのを他者のせいにしているだけでは?」
と思わずにはいられませんでした。
そのブログを見たおかげか
「自分は受験勉強を続けられる環境にいるんだから、その環境に感謝してしっかりと勉強を続けよう!」
と自覚することができました。
そしてその年の受験では相続税法と消費税法を受験して消費税法に合格。
黙々と淡々と本試験まで勉強を続けたからこそ手繰り寄せられた合格でした。
まとめ
いつもとは違う状況で勉強が手につかなくなる気持ちはよくわかるつもりです。
けれど不安になる気持ちは皆同じです。
非常時ほど平常心で。
平常どおり勉強を続けられればきっとその先に合格がみえてくるはずです。