税理士にとってセミナー受講は大事な仕入 有料セミナーへ積極的に参加している理由
セミナーを受講するために東京へ行ってきました。
冒頭の写真は帰りの新幹線車内で撮影したもの。
新幹線の中でブログを書き始めたのはいつもとは違う環境で書いてみたかったからというのもありますし、帰ってからブログを書く気力は湧かないだろうなと思ったからでもあります(笑)
税理士業は仕入がない気楽な商売?
よく
「税理士は仕入がないから(気楽で)いいですね~」
と言われます。
カッコ書きは行間を読んで自分で付け足したんですが。
税理士業は小売業や製造業などと違い、売るための商品や製品を作るための原材料は必要ありません。
仕入が必要な場合
・商品の販売前に仕入代金を支払う資金負担
・商品が販売されるまで現金化されないため資金繰り悪化
・商品の保管に必要な倉庫代
・商品の劣化による損失発生
など様々なリスクが発生します。
税理士業がこれらのリスクを背負わなくていいのは間違いありません。
けれど本当に何も仕入れなくていいのか、といったらちょっと違うと思うんです。
セミナー受講は税理士にとって大事な仕入
税理士は自身の知識、経験を売り物にしています。
税法ひとつとっても毎年変化していくので新しい情報をキャッチしていかないといけません。
まして税務や会計以外の知識を自身の強みにしていこうとすれば、その分野について勉強を継続していかないと強みが失われていってしまいます。
そう考えると税理士が新しい知識を手に入れるためにセミナーを受講するのは、形としては見えないけれど八百屋さんが市場で野菜を仕入れてくるのと同じようなものといえないでしょうか。
これを受講したら行動に移せる!何か変われそう!と感じるセミナーへ行く
セミナー受講にあたっては意識している点があります。
それは
「受講したら必ず何かしら具体的な行動に移す!」
ということ。
「セミナーを受講した時点で満足してしまい、その後何も行動に移さない方はとても多い。」
と以前セミナー講師の方から聞いて、特に行動に移すことを意識するようになりました。
(例外は税制改正などの知識の補充、追加が主目的のセミナーです。これについては実際に事例が生じたときに対応できるようになっておけばOKだと思うので、受講したからといってすぐに何か行動に移すというわけではありません。)
具体的な行動を起こすためにもセミナーを選ぶときは
「これを受講したら○○を始められそう!」
という直感を大事にしています。
この直感はそれ程外れません。
・Excelの関数、マクロ
・ホームページの作成
・ブログの執筆
・IT関連サービスの活用
・AIスピーカー
・RPA
セミナーに参加せずただ日々税務会計業務だけこなしていたら、どれも勉強しようという発想すら起きなかったものばかりです。
無料だから価値が低いってわけではないけれど
無料よりも有料のセミナーに行く機会の方が多いです。
これは、無料セミナーの価値が低いというわけでは決してなく。
先に書いた
「これを受講したら○○を始められそう!」
という直感が働くセミナーは有料の場合が多いからなんです。
…あとぶっちゃけた話、有料のセミナーを受けた方が行動に移すときのモチベーションにつながります。
「こんなにセミナー代に使って何も行動に移さないとかもったいなさすぎる!」
という非常にケチ臭い発想ですが、こんな発想でもそれで行動に移せるのならまぁいいか、と最近は割り切っています(^^;)
まとめ
税務会計の仕事は細かいところは毎年変わっていきますが、大枠はそれほど変わりません。
なので新しいことを学ばなくてもこれまでの知識の貯金で仕事はそれなりにできてしまいます。
それでよしとするのは自分が嫌ですし、そんな姿勢はいずれお客さんにも伝わり、事務所への不満に変わっていくはず。
売上に直結する仕事ばかりやるのではなく、これからもいろんなセミナーに時間とお金を使って参加して、知識の引出しを増やしていきたいですね。
<おまけというか、グチというか>
東京での支払いはiPhoneに入れてあるSuicaが大活躍。
電車移動はもちろん、自販機での飲料購入、飲食店での支払い、お土産の購入…
ほとんどの精算がiPhoneだけで済み、めちゃくちゃラクでした。
それだけに新幹線で長野駅に帰ってきてから自宅最寄り駅まで「現金」で「切符」を購入するのがものすごく面倒でした。
あぁ、長野県内の各駅でSuicaが使えるようになる日はいつか来るのだろうか…
(篠ノ井線や中央本線は使えるエリアもあるみたいなんですけどね。)