弥生会計のサンプルデータはどこにあるの?
※弥生マイポータルのデスクトップ版(左)とWeb版(右)。
新しいソフトを導入するときにはサンプルデータがあると便利です。
実際の会社のデータをいじくりまわしてしまうと、慣れないうちは間違った処理をしても元の状態に戻せなくなってしまいます。
元の状態に戻す方法がわからないままだとおっかなびっくり操作せざるをえず、知っていることしかやらない、たくさん便利な機能があるソフトでも必要最低限の機能しか使っていない、という状況になりがちです。
けれど、サンプルデータがあれば思う存分いじくりまわせます。
遠慮なくいじくりまわすことで、「こんなことができたんだ!」という発見もでき、どんどんいろんな操作方法を覚えられます。
弥生会計の操作方法をお客さんに覚えてもらううえでも、サンプルデータがあれば断然便利なんですが。
弥生会計のサンプルデータはないと思っていた
正直に言います。
もう10年以上弥生会計を使用していますが。
サンプルデータは用意されていないと思っていました。
だって、ネットで「弥生 会計 サンプル データ」とかで検索しても検索結果で見つかるのはこんなページ。
「会計データ」のテンプレートって書いてあるから、一瞬「おっ、これこれ!」と思ってしまうんですが。
よくよく見るとこのページ、会計データのテンプレートじゃなくて、業種別に勘定科目のテンプレートを用意してあるだけ…
「会計データテンプレート」って表題がまぎらわしい!
「業種別勘定科目テンプレート」にしとけばいいのに!
弥生会計のサンプルデータを読み込む手順
それでも調べていくうちに、なんとかサンプルデータを読み込む手順がわかったので紹介します。
まず、弥生マイポータル(デスクトップ版)(以下、「弥生マイポータル」)を開きます。
この弥生マイポータルは弥生会計本体をインストールしたとき一緒にインストールされているはずです。
デスクトップに弥生会計のショートカットアイコンがあれば、すぐ隣に弥生マイポータルのショートカットアイコンもあるはず。
デスクトップにアイコンを一切置かないようにしている方は左下のWindowsキーから検索できます。
自分の場合「弥生」で検索してもなぜかひっかからず、「まいぽ」でひっかかりました。
Windowsの検索機能ってPCに絶対あるはずのソフトを検索してもひっかからなかったり、ちょっと微妙な印象があります。
弥生マイポータルを開いたら左側の「製品別メニュー」で「弥生会計」を選択し、「その他のサポートツール」をクリックします。
次に「サンプルデータ」をクリック。
個人や法人、法人の場合は部門の有無などでファイルが分かれています。
法人の会計ファイルで操作方法を覚えるなら「サンプルデータ(法人・部門なし)」がおすすめです。
次の画面で「復元」をクリックすればサンプルデータが会計ソフトに読みこまれます。
サンプルデータ「株式会社 弥生トレーディング」を読み込むことができました。
なお、事業所データ名は「サンプルデータ(法人・部門なし)」となっています。
マイポータルはもうちょっとシンプルにしてほしい
このサンプルデータで、試算表や推移表、決算書を確認する方法を覚えるもよし、仕訳を削除したり追加すると試算表にどう影響を与えるか調べるもよし、自由にいじり倒しましょう。
比較的最近導入された置換機能はとても便利ですが、置換の設定をミスってしまうと影響が大きかったりするのでこのサンプルデータで慣れてから実践してみるのもいいですね。
仮に全仕訳を削除してしまったとしても、上記の方法で再度サンプルデータを読み込めば元に戻せますし、とっても気楽に触れますから。
しかし、このサンプルデータの置き場所、もう少しどうにかならないのでしょうか。
まず、ソフトのインストール時にサンプルデータもインストールされているのなら、マイポータル上から操作するのではなく会計ソフト本体のメニューから操作できるようにしてほしいです。
どうしても弥生マイポータルを使わざるをえないなら、もうちょっとシンプルにしてほしいですね。
同じ弥生マイポータルでなぜデスクトップ版とWeb版に分ける必要があるのか…
まとめましょうよ、どっちかに。
このご時世Web上に全部統合して、何か問題があるのでしょうか。
サンプルデータだってWeb上に用意して、ダウンロードさせる方がイメージしやすいです。
だって、本体の会計ソフト自体もうWeb上からダウンロードできる体制を整えているんだから。
以上、弥生株式会社へのぐち、もとい改善要望意見でした。
今回の記事が自分と同様弥生のサンプルデータをこれまで見たことがなかった!という人の参考になればうれしいです!