弥生会計22に新機能追加! 「年度切り替え」をしなくても前期の元帳や試算表を確認できるようになった!
弥生会計は毎年バージョンアップが行われます。
ただ、バージョンアップの内容が毎年「すばらしい!!」と絶賛できるわけではなく。
以前から感じている不満点はそうそう改善されません。
バージョンアップ後のソフトを見ても
「今年もまた改善されていない…」
と落胆するケースは珍しくありませんでした。
しかし、今年は!
追加された機能を見て、思わず
「おぉっ!」
と声をあげました。
以前から待ち望んでいた機能が追加されたからです。
今回は弥生会計22で追加された新機能について紹介します。
「年度切り替え」せずに前期の元帳や試算表を確認できる!
弥生の新機能について説明しているページはこちら。
弥生会計22では、前期分の会計ファイルに切り替えなくても前期の元帳や試算表を確認できるようになりました。
特に前期の元帳を確認できるのはありがたい!
弥生会計21以前にも「前年度仕訳日記帳」という機能で前期の仕訳を検索して確認したりはできていました。
これはこれでとても便利な機能なんですが。
会計ソフトを操作していると、仕訳の形式じゃなくて元帳の形式で確認したくなることって結構多いんですよね。
ただ残念なのは、個人事業主用の「やよいの青色申告」はこれらの新機能がつかなかったこと。
個人事業主にも需要はあると思うんですが…
前年度総勘定元帳を選択する手順
当期の総勘定元帳を選択するときに、クイックナビゲータ上にあるアイコンをクリックしている方は多いと思います。
ところが、新機能の「前年度総勘定元帳」や「前年度残高試算表」はクイックナビゲータ上にアイコンが用意されていません。
画面上部のメニューから選択する必要があります。
前年度総勘定元帳は「帳簿・伝票」メニュー内から選びます。
キーボードなら
Alt→C→X
です。
左上に「前年度総勘定元帳」と表示され、画面全体の色調も通常の総勘定元帳と違う色調になっており当期分の元帳と間違わないよう配慮されています。
前年度残高試算表を選択する手順
前年度残高試算表は「集計」メニューから。
キーボード操作なら
Alt→R→Z
です。
こちらも左上に「前年度残高試算表」と表示され、画面全体の色調も当期分と違うので見間違えずにすみそうです。
さらに、この前年度残高試算表の特定の科目でダブルクリックまたはEnterキーを押せば前年度総勘定元帳を呼び出すことができます。
このあたりの操作性は当期の残高試算表と同様ですね。
さいごに
弥生会計22は製品のグレードによって提供開始日が異なりますが、すでに利用している方向けのオンラインアップデートはすべて2021年9月中に提供開始されるようです。
新規利用者向けの販売日の情報は見つかりませんでした。
昨年の発売日は11月13日だったので、今年も同じくらいの時期だと思われます。
今回の新機能は個人的に以前から実装してほしいものだったこともありうれしくて、早速紹介記事を作りました。
あと欲を言えば、当期の残高試算表画面で「前期比較表示」にチェックをつけると表示できる前期比較残高試算表から、特定の科目を選択して当期や前期の元帳を呼び出すことができるようになれば最高なんだけどなぁ。
弥生さん、ぜひ更なる進化を!期待してます!!