片手でテンキーを打つより両手でキーボードの数字キーを打つ方が速い
会計事務所に転職した頃憧れた姿。
それはテンキーや電卓(以下「テンキー」とします)を見ないで素早く入力作業を進めていく先輩社員の姿です。
左手で伝票をめくり、右手はテンキーに配置してすさまじい速さで伝票の内容を入力していく…
その姿に憧れ、自分ももっと速くテンキーを打てるようになりたいと思ったものでした。
独立直前、テンキーの入力速度は相当速かった
会計事務所に転職してからの10年を経てテンキーでの入力は相当速くなりました。
記帳代行の仕事量がそれなりにある事務所だったので就業時間中テンキーを触る時間が結構長かったのと、8年続けた税理士試験受験で電卓は嫌になる程触ったおかげで(泣)
お客さんの前で電卓を叩けば
「さすが、入力速いですね~」
と言われることも多く、ちょっとした自信にもなっていました。
独立後、テンキーの入力速度はどんどん下がっていった
独立してもうすぐ2年。
独立前と比べてテンキーの入力速度はすごく遅くなりました。
仕事をさぼっていたからではありません(笑)
独立後は意識的になるべくテンキーを使わないよう心掛けてきたからです。
数字キーの両手打ちの方が早い。テンキーが不要なやり方にシフトしていく
テンキーを使うのが早い仕事。
これは片手で伝票などの入力用資料をめくりながら、もう片方の手でテンキーを打っていく仕事が該当します。
大量の伝票を入力していくときはこのスタイルが一番早いでしょう。
一方ネットバンクのデータを取り込んだり、Excelで入力した現金出納帳を取り込んでその内容を修正していくというやり方であれば、そもそも金額は取込ができるので大量に数値を入力する必要がなくなります。
摘要欄の修正で数字を入力するときはありますが、そのときに使っているのはキーボードの上部にある数字キーです。
テンキーに慣れてしまっているときはこの数字キーを使うことはほぼなかったのですが、慣れてしまえばテンキー並いやテンキー以上の速度で入力できるようになります。
テンキーの場合片手で打つところを数字キーなら両手で打てるのですから。
伝票を大量にめくり続ける必要がなくなった手は有効活用しないともったいないです(笑)
同時に電卓を打つ速度も順調に遅くなっています。
極力電卓で集計をしないよう心掛けるようになったので。
では集計を何でしているかといえば…Excelです!
独立前は電卓で集計した値をExcelに入力して…
ということをよくやっていました。
このやり方では集計した値の一部が変更になった場合、あらためて集計範囲の数値全部を叩かねばならずとても非効率です。
集計そのものをExcelにさせればどこか変更があってもその変更部分の値を入力しなおすだけで済みます。
Excelを効率的に使うやり方をもっと突き詰めていけば電卓自体机に置いておかなくていいのでは…
と最近は考えたりします。
長年連れ添ってきた戦友にはちょっと気の毒なのでなかなか決断できませんが(^^;)
まとめ
最近外付けテンキーがほこりをかぶりっぱなしになり、電卓に触る機会も減ってきました。
これまで力技で行っていた集計をExcelに任せる方法が身についてきたんだなあと実感しています。
数字入力はテンキーしか使っていないという方も一度キーボード上部の数字キーを体験してみてはいかがでしょうか。
左手で「1~5」
右手で「6~0」
を入力します。
基本1つのキーにつき指1本を配置しますが、人差し指だけは2つのキー(左手は「4」と「5」、右手は「6」と「7」)を担当させます。
+、-、×、÷、=もキーボード内にちゃんと配置されているので最初場所を覚えるまでは大変ですが、これも慣れだと思います。
一時的にテンキーより入力速度は下がってしまいますが、本々タッチタイピングができている方ならそれ程時間をかけずに目で追わずに打てるようになります。
普段からストレスなく数字キーを使う習慣がつけば、きっとテンキー利用時より速く入力できるようになるはずです!
[今週の雑談]
私は左利きなので自然と電卓は左手で打つようになりました。
転職当初の職場のPCはデスクトップでテンキー付のキーボード。
当然テンキーは右手側に配置。
入ったばっかりで外付けのテンキーがほしい、なんて贅沢は言えなかったのでテンキーは右手で入力するようにしました(今思えばたいして高いものでもないんだし、自費で外付けテンキー買えばよかった気がしますが)。
その結果電卓は左手打ち、テンキーは右手打ちに。
どっちの手でもそれなりの速度で入力できるのが自慢でした、昔は。
今はそもそも電卓・テンキーを極力使わないようにしているので今後自慢することはないと思いますが(^^;)