税理士事務所で働き始めたばかりの人にオススメ。専門学校の大原の「税務実務講座」なら効率よく実務で必要な知識を習得できる
2019年の税理士試験が終わりました。
受験された皆様、お疲れさまでした!
ゆっくり休んで、これまでやれなかったことを思う存分8月はやりましょう!
私も次年度の講義がスタートする前の8月は1年の中で唯一の骨休め期間にしていました。
来年(2020年)は東京オリンピックの影響で試験が行われるのはお盆明け…!
試験勉強が遅れがちな社会人受験生にはお盆休み中に最後の追い上げができて朗報かもしれませんが、受験生時代唯一ゆっくりできたのがお盆休みだった自分のような人からすればカンベンしてくれ~って感じですね(-_-;)
余裕がある基礎期に「税務実務講座」で実務の知識を詰め込む
9月から始まる新年度の講義は12月までが基礎期と呼ばれ、インプット中心の講義が続きます。
最初のうちは講義の内容もそこまで難しくないので結構余裕をもって学習を進められます。
ここで税理士試験合格を最優先させるのなら理論の暗記を前倒しで進めてしまうのを個人的にはオススメしているのですが、税理士事務所に就職したての方には別の選択肢もあります。
それは専門学校の大原で用意している
「税務実務講座」の受講。
法人税、消費税、所得税、相続税いわゆる「国税4法」の知識を税目別に学習できます。
税理士試験の学習が「広く・深く」
だとすれば
実務講座の学習は「狭く・浅く」。
実務で使う知識がコンパクトにまとめられており、テキストも税理士試験のテキストに比べればはるかに薄くなっています。
申告書や届出書の記載例も載っているので私もいまだに参考書代わりに本棚に並べています(^^;)
独学だとどうしても残る不安
私は税理士事務所に税務知識ゼロの状態で転職しました。
簿記の知識はありましたが、実務の現場で考え方の中心にあるのは税法です。
仕事をこなせるようになるために参考書や実務書を買って休日に勉強することでなんとか周りに追いつこうと必死でした。
しかしいくら必死に勉強しても常に不安がありました。
「なにか自分の知らない知識があって間違った処理をしていないか…」
「独学で身につけた知識だから何か勘違いしている部分があるんじゃないか…」
最低限の申告書は税務ソフトを使って作成できても、独学では何か知識にモレがあるんじゃないかと自分を信用しきれなかったんですね。
転職して2年目の年に1年間税理士試験用の講座を受講した法人税については最低限必要な知識は身についた、という自信をもてるようになりました。
試験には受かりませんでしたが1年間キツイ講義に耐えることはできたので。
その一方で当時なかなか合格科目を増やせなかった私は新たな税法科目の学習を始められずにいました。
そこで転職して4年目の年、受験した科目は簿記論と消費税法でしたが簿記論は既に5回目の受験だったこともあり直前期までは何もしない!と決めていました。
新しく勉強する科目は消費税法。
講義は週1回なので結構余裕がありそうだと考えた私は所得税と相続税の実務講座を受けることにしました。
今振り返れば消費税の理論暗記は後からホントしんどくなるから理論暗記前倒しで進めた方がいいよ!と伝えたくなりますが。
一通り学習した、という自信を持てるようになった
若干記憶が曖昧ですが、所得税は応用的な講座・相続税は基礎から全部の講座を受講してだいたい週3~4回講義を受け、2~3ヶ月くらいで修了できたはず。
9~12月の基礎期内で終えられたのは覚えています。
受講してよかったことは実務で使う最低限必要な知識を一通り学習できた、という自信がもてたこと。
学んだことをすぐにマスターできたわけではありませんが、仕事を進める中で
「これは確かテキストのあの辺に書いてあったはず…」
と引っかかるようになりました。
実務はテストではないので、引っかかった部分は丁寧にテキストや実務書で確認すればいいのですから必ずしも完璧に覚えている必要はありません。
私は転職して何年か経過した時点で講義を受けたので既に知っている部分も結構ありました。
税理士事務所に入って間もない方こそ、この実務講座を受けるメリットが大きいです。
講義内容のすべてがまだ未学習でしょうから。
仮に実務講座で学習した科目を将来税理士試験で選んだとしても一通り予習ができている状態で学習をスタートできるので受講したこと自体は決してムダにはなりませんよ!