税理士試験は11科目のうち5科目に合格する必要があります。

このうち必須科目は簿記論と財務諸表論。
選択の余地はありません。

選択必須科目とよばれる法人税法と所得税法。
どちらか1つを必ず選択しなければなりません(両方選択することも可)。

残りが選択科目。
・相続税法
・消費税法
・酒税法
・事業税
・住民税
・固定資産税
・国税徴収法
以上の7科目から選択します(一部の科目は選択に制限があったりします)。

どれが一番合格しやすいか?

受験生は皆考えるのではないでしょうか。

「簡単な科目を選択してなるべく楽に受かりたい!」

と。
最初の頃、私もそうでした(笑)

相対試験の難しさ

税理士試験は表向き「60点」を合格基準点としています。

しかし実態はそうではありません。
「60点」を絶対的な基準としていれば問題が簡単なときは合格率が上がり、難しいときは下がるはずです。
ところが税理士試験の科目別合格率は毎年10%台前半~10%台後半で毎回安定しています。
これは実質的には上位10数%を合格させる相対評価であることを意味します。

この相対評価の場合問題が自分にとって簡単なら周りの受験生にとっても簡単なので、よい点をとったからといって簡単には上位に食い込めません。

科目によって難易度の差はあると思います。
けど
「簡単な科目=受かりやすい科目」
とはならないのです。

学習量が多い科目、少ない科目

どの科目も難しい、と分かると次は

「なるべく学習量の少ない科目で、楽に受かりたい!」

と考えますよね。

必須の簿記論・財務諸表論以外の科目は大きく2種類に分かれます。

・重めの科目(通称「国税3法」)
学習量の順番としては
法人税法≒所得税法>相続税法
といった感じ。

・軽めの科目(通称「ミニ税法」)
学習量の順番としては
消費税法>固定資産税=事業税=住民税>国税徴収法>酒税法
といった感じ。

受かりやすいのは…

重めの科目と軽めの科目、どちらが受かりやすいかは…

 

重めの科目だと思います!!

 

「思います」とつけたのは軽めの科目はほとんど受験したことがなく、個人の主観だから。

私が選択した
重めの科目は法人税法と相続税法。
軽めの科目は消費税法。
受かりやすさよりも勉強したことが実務に直結するといわれる科目を選択しました。
結果的によい選択をしたと思っています。

重めの科目は完成度が高くなくてもなんとかなる

重めの科目は知識を自分のものにするまで時間がかかり、少ない科目よりも大変なのは間違いありません。
けれどその条件は受験生皆同じ。
頑張って完成度を高めれば、上位に食い込めます。

一方軽めの科目は知識を自分のものにするまでの時間は短くすみますが、やっぱりその条件も受験生皆同じ。

実質的な合格基準点が高くなり、本番でのワンミスが致命傷になることもあると聞きます。

 

重めの科目の方が本番で多少のミスがあっても致命傷になることはなく、努力が報われやすいのではないかと思います。

まとめ

受かるためのベストな科目選択は個人個人のおかれた状況、性格によって変わると思います。

本試験までにとれる時間がどうしても限られている場合は軽めの科目、とか
本試験ワンミスアウトのプレッシャーに耐えられないなら重めの科目、とか。

個人的には重めの科目(法人税法、所得税法、相続税法)と消費税法は学習したことが実務に直結してとても役に立つので、時間がある程度確保できる方にはぜひそちらを選択してほしいですね。

将来独立を考えている方にとってはどの科目の知識も絶対に必要となりますから特にオススメ。

インプットは大変ですけど、そこで身につける知識には費やした時間に見合う十分な価値があると思います!