口癖を直す方法 気づいて・意識して・言い替えて

先週とあるセミナーの講師を務めてきました。

いろいろ反省点はありましたが、その中のひとつは「口癖」。

「ちょっと」をまぁ意味のないところで頻繁に使っていたなー、と。

話して「ちょっと」を連発してるのはわかっているのに、それでもその言葉が何度もでてしまうのを止められないんだから「口癖」ってのはやっかいです。

 

自分の「口癖」

仕事をしているときに「自分は結構口癖があるなー」というのは早い段階で自覚していました。

ちょっと

セミナーで連発した「ちょっと」。

意味のある「ちょっと」はまだいいんですが、自分は間をつなぐための言葉として「ちょっと」を使う傾向があるようで。

間をつなぐ言葉として「えー」「あー」を使うのがあまりよろしくない、ということを昔学んだ影響なのか。

「えー」や「あー」を使わないよう意識するあまり、代わりの言葉として「ちょっと」が身についてしまったのかもしれません。

あっ、はい

長年直らなかったのは「はい」の前に「あっ」をつけてしまう癖。

「はい」ではなく「あっ、はい」になってしまう。

自分でも「その”あっ”はいらんだろ!」って早い段階、それこそ社会人1年目あたりで気づいていたと思うんですが長年この癖は直せませんでした。

特に突発的に上司に呼ばれて返事をするときなんかは必ずでていましたね。

だから

「ちょっと」や「あっ、はい」ほどはでてこない言葉ですが、たまにでてしまっていたのが「だから」。

この「だから」は「AだからB」みたいな使い方ではなく、言葉の最初に「だから~、」とつけてしまうやつです。

相手の発言の後に言ってしまいがちです。

この「だから~、」には

「(いや、そうじゃなくて、)だから~」

「(何度も言っているでしょ、)だから~」

という感じで、相手を否定したり、あきれたりしているようなニュアンスがにじみでていて好きになれない言葉です。

反対に自分が話している相手に使われていい気分になることはまずない言葉。

そんな言葉が自分の口癖になっているのは大変よろしくありません。

 

「口癖」を直す方法

現在では上に書いた口癖のうち、「あっ、はい」と「だから~」はだいぶ直せたつもりです。

直す方法として実践したのは

「気づいて・意識して・言い替えて」。

 

まずは自分の口癖に気づかないと直しようがありません。

人の口癖はすぐに気づけますが、自分の口癖には気づきにくいものです。

口癖に気づくこと自体はあまり気分のいいものじゃないですし。

プライベート中の会話より、仕事中のお客さんとの打合せやセミナー講師のときの方が緊張感があるためかより口癖がでやすい気がします。

 

自分の口癖に気づいたら、次にするのはその口癖を使わないような意識付け。

・返事をするときは元気よく「はいっ!」だけ

・相手の発言をむやみに否定しようとしない

・過去の自分が説明したことであっても、理解されていない部分があって当たり前

「はい」の前の「あっ」は、返答をするときに「はい!」と元気よく、歯切れよく声に出すことを意識することで何年かかけて修正できたように思います。

「だから~」はだいぶ使わなくなったとは思っていますが、今でもつい口からでそうになることも。

常に謙虚な気持ちでいられれば、自然と口からでなくなると思うのですが。

 

それでも口癖を出さないようにするのはとても難しいです。

「言い替え」をイメージしてもいいかもしれません。

「ちょっと」は本来の意味で使っていれば「少々」と言い替えた方が丁寧でいい感じです。

「えー」や「あー」の代わりだと言い替えも難しいですが。

 

たかが口癖、されど口癖

人によってはたかが口癖で大げさな、と感じる方もいるかもしれません。

されど、気になる人にとっては結構気になるのが口癖。

揚げ足取りのように、一から十まで人の口癖を指摘するような人にはなりたくありません。

けど、自分としては少なくとも周りの人が不快に感じるかもしれないような口癖は、これからも意識してなくしていこうと思っています。

 

差し当たっての課題となる口癖は、「ちょっと」から。

同じ人前で話すなら「えー」も「あー」も「ちょっと」もない、聞き心地のよい話ができるようになりたいものです。