生活費は何から見直すべきか?狙い目は支出を減らしても効果が変わらないもの・そもそもいらないもの
※格安スマホのワイモバイルなら実店舗で乗り換え手続き可能
新型コロナウイルスの影響で出勤日が減るとたとえ休業手当が支給されてもこれまでどおりの収入を確保するのは難しいでしょう。
「今の収入が続いたら毎月赤字になってしまう…」
そんな家庭ではすでに生活費の見直しにも着手されているかもしれません。
しかし、生活費を無理に見直そうとすると大きなストレスがかかります。
優先的に見直すべき項目・後回しにすべき項目と区分けするのがおすすめです。
食費や光熱費の削減はストレスがたまりやすいのに効果は小さい
生活費の見直しというと対象として真っ先に思い浮かびがちなのが食費や光熱費です。
・チラシを見比べて1円でも安いものを買う
・業務スーパーで安いものをまとめ買いする
・お肉を買うなら牛肉ではなく鶏肉
・お酒はビールから発泡酒へ、1日に飲む量を減らす
・外食を減らす
・間食(おかし)を減らす
・部屋の電気はこまめに消す
・ストーブ、エアコンはなるべく使わない
・お風呂は一度沸かしたらなるべく間を空けずに入って追い焚きをしない
・冷蔵庫は空けたらすぐ閉める
などなど、いろいろ削減策がすぐに思い浮かびますし限りある資源を無駄遣いしないという観点からはぜひ実行すべき点もあるのですが…
正直いって結構ストレスがたまります。
これまで習慣化ができていなかったことをやろうとすれば特に。
自分だけでなく家族にも協力してもらおうとすれば足並みがそろうとは限らず
「なんで協力してくれないの…」
とさらにストレスがたまりがちに。
その割に削減できる金額はあまり大きな金額にはならないものです。
もちろんこれまで食費に糸目をつけずにぜいたく食材をバンバン買っていた家庭や電気・水道・ガス代をまったく気にせず湯水のごとく使っていたような家庭は効果がでやすいかもしれませんが。
狙い目は減らしても内容が変わらないもの・そもそもいらないもの
食費も光熱費も減らすことができるのであればもちろん減らしていくべきです。
しかしその結果家族みんなのストレスがたまって険悪な雰囲気になったり心身に影響がでてしまうようではよくありません。
優先的に見直すべきなのは減らしたりなくしたりしてもだれもストレスに感じないもの、そして一度手続きをすればその後ずっと削減効果が続く、いわゆるコスパのよいものから手をつけるべきでしょう。
減らしても内容が変わらないものとしては
・格安スマホ
・家賃
・電気代
そもそもいらないものとしては
・使っていない固定電話
・不要な保障がついた保険
あたりが考えられます。
格安スマホ
3大キャリアのスマホを使っている方であれば真っ先に検討したいのが格安スマホへの乗り換え。
私自身去年の夏に格安スマホへ乗り換えました(ソフトバンクからワイモバイルへ)。
その結果月々の料金は
4千~5千円ほど
以前より安くなっています(1年間限定の割引が終了したら1,500円位値上がりする予定ですが)。
ワイモバイル自体は格安スマホ各社と比べるとそこまで料金的に激安というわけではありません。
ただ格安スマホの中では珍しく時間制限なしの話し放題プランが月1,000円で利用できるのが選んだ理由です。
どうしてもお客さんと長時間の打合せするときがあるので、そのときに料金を気にしながら話すよりは…という判断で。
また格安スマホは通信速度がいまいちな会社もあるようですがワイモバイルはその辺も頭ひとつ抜けて安定しているようだったので、まあそれならいいかと。
私のように長時間通話する可能性がある方であればオススメできると思います。
格安スマホ会社の中では珍しく長野県内に実店舗があるので困ったときに直接相談できるというのもよかったですね。
実際長野市の店舗で最終的な乗り換え手続きを完了させたのですが、最後の細かい手続きはやってもらっちゃいました(^^♪
隣の席では高齢の方が熱心に店員さんから説明を聞いていました。
格安スマホへの乗り換えはネット上で手続きを完了させられるだけの知識がないとなかなか手をだしづらいですが、ワイモバイルなら店員さんに相談しながら手続きを進められるので高齢の方で格安スマホに乗り換えたいと思っている方でも十分チャレンジできるんじゃないでしょうか。
もちろんこのコロナ禍では直接店舗に行くことにはリスクがあるので行くのなら十分な感染予防対策が必要ですが。
家賃
家賃の減額。
これは大家さんとの交渉が必要なので、大家さんと直接交渉すること自体は大きなストレスを抱えることになると思いますが…
長年住んで家賃が遅れることもなく良好な関係がこれまでに築けているのであれば大家さんも相談にはのってくれるのではないでしょうか。
また、長年住んで家賃の金額自体が変わっていなければ今の家賃が同じような構造・面積・築年数のアパートやマンションと比較して割高になっている可能性もあります。
近隣の相場を調べてみて自分のところが明らかに割高になっているようであれば交渉しやすいと思います。
これからも今借りているところに長く住みたいと思っているのであればあまり強気な交渉は難しいかもしれませんが。
大家さん側も支払遅れもなく良好な関係を気づいてくれる賃借人の方には長く住み続けてほしいもの。
誠意をもって相談すればいい返事がもられるかもしれません。
ダメもとでチャレンジする価値はあると思います。
電気代
これは上の方で書いている電気の利用の節約とかそういう話ではなく。
電気代の基本料金が決まる契約アンペア自体を変更してしまってはどうか、という話です。
契約アンペアが大きければ同時に多くの電化製品を利用できますが。
元々4人家族だったのに今は2人暮らし、とかであれば今契約しているアンペア数は必要ないかもしれません。
変更工事自体お金はかからず、変更後はブレーカーが落ちないよう同時に使う電化製品の数には気を付ける必要がありますがそれ以外はそれまでと何も変わりません。
自分の体験談が過去記事にあるので、気になった方はぜひ。
容量を変更して電気代削減!もう削減するところはないと思いこんでいないか
使っていない固定電話
「家族みんなケイタイをもっているからうちの固定電話にかかってくるのは迷惑電話がほとんどだね~」
こんな声を聞くことがあります。
そもそも若い世帯ではそもそもケイタイしかない家庭も増えています。
固定電話がある家庭はずっと以前からあるのが当たり前だったのでなかなか難しいかもしれませんが、固定電話の解約は検討に値すると思います。
固定電話にしか連絡をしてこない方がいるのであればリストアップして、
「今後はこの携帯番号に連絡してほしい」
と伝えればよいのではないでしょうか。
もちろん携帯番号は世帯主の番号を伝えるのか、世帯主の配偶者の番号を伝えるのか悩ましいところかもしれませんが…
ほとんど迷惑電話しかかかってこないのに月々お金を支払うのはちょっともったいないな、と個人的には思ってしまいます。
不要な保障がついた保険
「保険の見直し」
これも近年よく言われるようになりましたね。
この保険の見直しも有効な手段だと思います。
ただし、あくまで「不要な」保険限定の話です。
また保険は他の項目と比べて一概に必要・不要と言いきれない難しさがあることは知っておくべきです。
例えば
・子どもは全員成人して就職、住宅ローンは完済済、月々の生活費は夫婦の年金で賄えている
こんな状況で世帯主に万が一のことがあったときに3千万円の保険金がおりる生命保険に加入していたら…
その保険は必要でしょうか?
「もう教育費は必要ない、住宅費も修繕費はかかるけど今後さほど考える必要はない、生活費も夫婦どちらかに万が一のことがあっても遺族年金があるし3千万円の保障は不要では?」
と多くの方が考えると思います。
ただそうは簡単に結論づけられないのが保険の難しいところ。
・保険料を支払い続ければ保険金はいずれ必ずもらえるものなのか
・保険金は一定の年齢を過ぎたらもらえなくなってしまうのか
・保険料は一生払い続けるのか
・保険料は一定の年齢になったら払う必要がなくなるのか
・解約返戻金はあるのか
このあたりの条件次第で答えは変わってきます。
今後何年か月々の保険料は支払う必要があるけど解約返戻金は発生しない、そんな内容の保険(定期保険という種類です)だったら私なら解約すると思いますが。
保険を解約すれば月々の保険料を支払う必要がなくなります。
さらに保険の内容によっては解約返戻金が戻ってきます。
「月々の支払がなくなった上にお金まで手に入るなんて最高!」
と安直に考えてはいけません。
それは将来の保障を手放した結果の見返りなのですから。
場合によってはこれまで支払ってきた保険料の大部分がムダになった、なんてこともありえます。
また当初の保険を解約して別の保険に入ろうとすれば当初より年齢が上がっている分以前と同じ保障を得ようとすれば間違いなく保険料は上がってしまいます。
保険の見直しは削減効果を見込みやすいですが、最低限保険の仕組みを理解したうえで自分の加入状況を理解しないと解約を考えている保険が本当に不要なものなのか正確な判断が難しいものです。
今なら保険見直しの相談を受ける会社もたくさんありますからそういった会社に相談するのもありでしょう。
ただそこで自分自身の大事な保障を他人任せにしてしまうのは少々危険です。
保険の見直しを行うのなら自分である程度保険のことを勉強しよう!という意識が欠かせないと思います。
ひとつひとつ理解しながらできることからコツコツと
生活費を減らそうとするとあれもこれもと手をつけようとしてしまいがちです。
現状収入が減ってきていればなおのこと。
ただ今回の記事で提案した項目についても電話1本・メール1本でサクッと実行できるわけではありません。
仕組みや手続きを理解したうえで申し込まなければ自分が意図していない結果になる可能性もあります。
「これから手をつけてみよう!」
とどれかひとつ実行に移すものを決めたらまずは手続きの流れを確認。
そしてその中でわからないことがでてきたらめんどくさがらずに調べてみましょう。
普段やりなれていないことをやるのはストレスだと思いますが、そこを乗り切れば今回提案した項目はその後ずっとストレスフリーで削減効果が続きます。
時間をかけて調べるだけの価値はあるはずです!
何かひとつでも実行に移すきっかけにこの記事がなればうれしいですね。